包丁は贈り物として縁起が良いのか?悪いのか?どっち?
私自身刃物関係の仕事をするようになってから包丁をプレゼントするようになりました。でもときどき、第3者から包丁をプレゼントするのは良くないと言われることもあります。実際に包丁は贈り物やプレゼントとしてどうなのでしょうか。
結論
結論から言います!
【包丁はとても縁起の良い贈り物です!】
あなたが贈り物をしようと思った相手は、とても料理が上手で料理が好きな人ですか?
それとも、料理人のような人でしょうか。
包丁を贈りたいけど、贈り物にしても大丈夫なのか不安ですよね。
贈り物として包丁は縁起が良いと考えられる理由や、贈る際の注意事項を紹介します。
「切る」という言葉で縁起が悪いの?
最初にお伝えしましたが、包丁を贈るのは縁起の良いことです。実は歴史的な瞬間や、大切な時に「切る」ということは行われてきました。
そのなかで、縁起の良い式典として結婚式を例にして説明します。
多くの場合の結婚式では恒例イベントとしてあることをします。それは、夫婦としての初めての共同作業と言われる結婚式の重大イベント「ウエディングケーキのカット」。新郎と新婦が共にナイフを持ち、ウエディングケーキを「切る」という行動をとります。
この時に縁起が悪いと言う人はあまりいないと思います。少なくとも私の知る限るでは、1人もいません。
他にも列車の開通を祝う「テープカット」があります。企業のパーティなどでは、日本酒の樽を木づちで「割る」鏡割りもあります。くす玉も割ります。
「明るい未来を切り開く」といった意味が込められています。また、「災難を断ち切る」のように安全祈願の意味も込められています。
このように「切る」をいう言葉には縁起の良い意味が込められています。「縁を切る」のではなく「災いを切る」のです。
包丁を贈る時の注意するべき3点!
包丁を贈ることへの不安は減りましたでしょうか。
次は良い物を贈って、喜んでもらうための大事な注意事項を3点だけお伝えさせていただきます。
包丁を贈る時の注意するべき1点目
【贈る相手が喜ぶかを考える】
贈る相手の事を考える。これが1番大切なことです。相手がどういう捉え方をして、喜んでもらえるかを考えてみてください。
いくら周りの人たちが包丁を贈ることに納得していても、受け取る相手が包丁を贈られるということに対して、どういった捉え方をするのかを考えてください。不快に思われてしまっては意味がありません。
「切る」、「割れる」といった言葉が思い浮かぶものは不快と感じる人はいます。そのような人に対しては包丁以外のものを贈ることを考えてみるべきかもしれませんが、1番大切なことは、相手のことを考えることです。
どういう反応をするか分からない場合には、本人に直接聞ける環境ならば聞いてもいいぐらいです。
包丁を贈る時の注意するべき2点目
【4丁セット・6丁セット・9丁セットに注意】
数字の「4」「6」「9」などは忌み数といって、不吉な数字と考える場合が多いです。
・「4」は「死」
・「6」は「無」
・「9」は「苦」
と聞こえるとされるということから敬遠されています。
マンション・アパートや駐車場の番号に使われにくい数字でもあります。
「4」は「しあわせ」の数字とも聞くこともありますが、そのように考える人は比較的に少ないと思います。
包丁を贈る時の注意するべき3点目
【セットより相手にとって最高の1丁を選ぶこと】
一言に包丁といっても、いろいろな種類があります。
両刃と片刃、牛刀や三徳やペティ、大きいサイズや小さいサイズなどの他にもたくさんあります。
それぞれ用途別ですので、セットの方が便利のように思えます。
しかし、一般の人の場合には使い分けをあまりしません。
肉・魚・野菜にとさまざまな用途で使えて万能な三徳包丁はわりと無難です。
魚をさばくことの多そうな和食の料理人の場合ですと刺身包丁や出刃包丁もいいでしょう。
生魚はよく切れる包丁がとても使いやすいです。
肉も野菜も切ることが多そうな洋食の料理人の場合には牛刀がおすすめです。
三徳包丁のように万能な包丁で、大きさがあり力が入れやすいため、硬いものも切りやすいです。
良い包丁のセットより、相手のことを考えた最高に良い包丁の1丁が喜んでいただけると思います。
まとめ
いかがでしょうか?
包丁は縁起の良いものとして贈り物に適していますので安心してください!
相手の人に喜んでもらえる最高の包丁を選んでください。