小瀬鵜飼は毎年5月11日から10月15日まで行われており、その歴史は1000年を超え、伝統が受け継がれてきた世界観があります。漆黒の闇の中、篝火の光だけを頼りに漁をする鵜匠の手縄さばきは見るものを感動させてくれます。
小瀬鵜飼
小瀬鵜飼の歴史は長良川鵜飼が行われる岐阜市と共に古く、奈良時代の史書にある「美濃鵜飼」の伝統を受け継いでいるといわれており、「鵜匠」の命名は織田信長によるものと言われ、徳川家も苗字帯刀御免等の待遇を与えていたと言われています。
現在、小瀬鵜飼では岩佐昌秋鵜匠、足立太一鵜匠、足立陽一郎鵜匠の3名の鵜匠が、宮内庁式部職の鵜匠として代々守り続けてきた古式ゆかしい漁法で、訪れる人の目を楽しませてくれます。
開催期間
開催期間:毎年5月11日~10月15日
開催時間:5・6月は18:50頃~、7・8月は19:00頃~、9・10月は18:30頃~
開催場所
小瀬鵜飼乗船場所
岐阜県関市小瀬76-3
乗船料金(完全予約制)
現在は新型コロナウイルス感染防止のため観覧船の乗船定員を減らして運行しており当分の間、貸切料金は変更されています。
詳しくは公式HPを参照してください。
貸切料金
【5・6・10月】
大船20人乗り…52,000円
掘りごたつ式18人乗り…58,000円
掘りごたつ式14人乗り…38,000円
小船10人乗り…28,000円
【7・8・9月】
大船20人乗り…54,000円
掘りごたつ式18人乗り…60,000円
掘りごたつ式14人乗…41,000円
小船10人乗り…29,000円
乗合料金
【5・6・10月】
大人…3,400円
小人(小学生以下)…2,400円
【7・8・9月】
大人…3,600円
小人(小学生以下)…2,500円
アクセス
名鉄岐阜駅またはJR岐阜駅から岐阜バス関板取線で小瀬遊船前下車
東海環状自動車道関広見ICより車で5分
駐車場
駐車場:普通乗用車20台
お問合せ先
関遊船株式会社
住所:岐阜県関市小瀬76-3
電話:0575-22-2506
地図(場所)
小瀬鵜飼体験レポート
最近の関市の小学生は学校行事で小瀬鵜飼を体験するのだとか。
地元出身の妻も初体験の小瀬鵜飼、私は以前岐阜の長良川鵜飼は経験があるのですが、小瀬鵜飼は初体験。
娘は今年小瀬鵜飼を学校行事で体験する予定だったけど、コロナ禍でどうなるかということで、娘と息子も初体験。
小瀬鵜飼のコロナ対策
今回、コロナの影響で行われた関市民限定、小瀬鵜飼の乗船割引キャンペーンでかなりお値打ちに家族みんなで体験してきました。
7月に申し込んだのですが、雨の影響で8月になってしまいました。
鵜飼は天候に左右され、雨天や増水していると中止になりそれもまた思い出の一つ。
コロナ対策もしっかりしていて、乗船するにあたり「乗船誓約書」の提出があり、受付場所も密にならないように1人ずつ順番に受付。
我が家は乗り合いでしたが、乗船前に手指の消毒、乗船中は飲食中以外はマスクの着用、グループごとに距離をあけ、さらに密にならないようグループ内もゆったりスペースで乗船です。
持ち込みもできるけど、せっかくなのでお弁当
飲食に関しては持ち込みができるのですが、せっかくなのでちょっと奮発して2500円のフレンチ弁当と1100円のこども弁当を注文。
フレンチ弁当はフレンチマスタードのお弁当で、季節によって内容がかわるようですが、どれも美味しかったです。特に飛騨牛のローストビーフ丼、長良川鮎の燻製はむちゃくちゃ美味しかった。
こども弁当はこどもが好きそうなおかずがいっぱい。
かなりのボリュームもあり、なんといってもこれから鵜がとる鮎を塩焼きで食べれ、鵜飼にもだんだん興味がでてきました。
いざ、小瀬鵜飼を体験
第1部に参加したので、わりと明るいうちに乗り込み少し遠くに見える関観光ホテルの少し奥まで行って暗くなるのを待ちました。
弁当はその間にゆったりといただいて、暗くなると鵜匠さんが鵜飼について説明をしてくれます。
間近で見る鵜匠さんにこどもも興味深々で、真剣に聞いていました。
いざ、鵜飼が始まると幻想的な雰囲気の中、鵜匠さんにあやつられた鵜たちが一生懸命鮎をとろうと奮闘する姿を間近にみることができます。
長良川の鵜飼をみたときとはまた違った臨場感あふれる感じがかなりよかったです。
今回は鮎が少なくあまりとることはできませんでしたが、それでも家族みんなでいい体験ができました。
帰りにこの日頑張った鵜たちがエサをもらうところをこちらも間近で見ることができました。
ただ、こどもたちはあまりに近くてちょっとビビっていましたけど、こちらも良い経験に。
改めて、関市の代表的なおすすめ観光スポットだと実感し、市外の人はもちろん関市民の人でも体験したことのない人にはぜひ体験してほしいです。
大人からこどもまで楽しめます。