せき遺産は関市の伝統、文化、自然などの関市地域観光遺産

せき遺産の案内ポスター

せき遺産は、岐阜県関市にある伝統、歴史的建造物、自然、文化など「遺産」と呼ぶに相応しいものを関商工会議所地方創生プロジェクト委員会が2017年11月に認定。9つの観光の核となる魅力ある地域資源です。

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関市地域観光遺産(せき遺産)の9つとは

2017年11月に認定されたものは、「関の刃物」、「小瀬鵜飼」、「関善光寺」、「寺尾ヶ原千本桜」、「高澤観音」、「高賀神社」、「西国三十三観音塔」、「名もなき池(通称:モネの池)」、「株杉」の9つです。

関の刃物<関地域>

関市に刀鍛冶が誕生したのは鎌倉時代。刀祖「元重」がこの関の地に移り住み、刀鍛冶を始めたといわれています。室町時代には刀匠が300人を超え、「折れず、曲がらず、よく切れる」といわれた関の刀は、その名を全国に広めていきました。卓越した伝統技能が現代の刀匠や刃物産業に受け継がれており、今や世界でも有数の刃物の産地として知られています。

小瀬鵜飼<関地域>

小瀬鵜飼は、岐阜県関市小瀬の長良川で毎年5月11日から10月15日まで行われる鵜飼です。鵜飼は、朝廷をはじめとする時の権力者の保護を受けて来ました。『鵜匠』の命名は織田信長によるものと言われ、又、徳川家も苗字帯刀御免等の待遇を与えていました。そして明治23年には宮内省に属することとなり、現在に至るまで小瀬の鵜匠は宮内庁式部職の鵜匠として宮中の御用を続けると共に、伝統的な漁法を守り続けています。

関善光寺<関地域>

関善光寺 卍字型戒壇巡り

関善光寺は、正式名称を宗休寺といい、岐阜県関市にある天台宗の寺院です。全国の寺院には54か所の戒壇巡りができるところがありますが、卍字型の戒壇巡りができるのは日本唯一善光寺だけです。2015年、ラグビー日本代表の五郎丸選手のルーティンとされるポーズに似ているとして、話題となりました。

おすすめ記事:「関善光寺は五郎丸だじゃけじゃない!日本唯一の卍戒壇巡りができるお寺

寺尾ヶ原千本桜<武芸川地域>

関市の桜の名所 寺尾ヶ原千本桜公園 2018年4月4日朝撮影

関市武芸川町の北部、標高220メートルの寺尾峠と寺尾地区を結ぶ県道沿いにある桜の名所「寺尾ヶ原千本桜公園」は毎年4月中旬に満開を迎える寺尾ヶ原千本桜公園の約1000本の桜並木は、全長2kmにわたる見事な「桜のトンネル」となります。飛騨・美濃さくら33選に選ばれており、例年4月上旬~中旬が見ごろです。

高澤観音<武儀地域>

日龍峯寺(高澤観音)本堂

「高澤観音」と呼ばれている日龍峯寺は岐阜県下最古の寺で、京都の清水寺と同じ舞台づくりでよく似ていることから美濃清水とも呼ばれています。鎌倉時代、北条政子によって寄進された本堂は応仁文明の乱によってなくなってしまい、今の建物は江戸時代に建てられたものです。

おすすめ記事:「日龍峯寺(高澤観音)はせき遺産にも選ばれた岐阜県最古の寺

西国三十三観音塔<上之保地域>

西国三十三観音塔

近畿2府4県と岐阜県にわたって点在し、如意輪観音菩薩や十一面観音菩薩などすべての観音菩薩が祀ってある西国三十三所という33か所の霊場があります。三十三か所に祀られている本尊がひとつの石に彫られているものが西国三十三観音塔です。中部地方特有のもので38基しかなくそのうちの9基が関市上之保地域にあります。上之保のように1つの地域に集中しているのは非常に珍しく、川合・古場の三十三観音塔は38基の中でも最重量級です。

高賀神社<板取地区>

モネの池周辺観光スポット 高賀神社大鳥居

高賀神社は、岐阜県関市洞戸高賀にある神社。標高1,224mの高賀山の山麓にあり、高賀山を囲む高賀六社の一社です。社伝によれば、創建は奈良時代の養老年間と伝えられており、平安時代の天暦年間には、この地に妖怪さるとらへびが住み付き、村人に危害を加えているのを聞いた朝廷は、藤原高光をこの地に遣わせ、妖怪を退治したという逸話もあります。

名もなき池(通称:モネの池)<板取地域>

モネの池 春の写真

モネの池は岐阜県関市板取の根道神社参道脇にある貯水池です。モネの池は通称であり正式な池の名称ではなく、地元では根道神社の池もしくは単に池と呼ばれている名前のない池です。2015年ごろにSNSで話題となり、クロード・モネの後期の睡蓮連作群と似た池であったことから、モネの池と呼ばれています。

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株杉<板取地域>

株杉は、岐阜県において一般的なスギと異なる特異な生え方をしたスギを指す名称です。
岐阜県関市板取地区の「21世紀の森公園」内には、一本の幹が地上2〜6メートルの高さで複数に分かれている株杉が複数群生しています。推定樹齢は400年〜500年といわれており、全国的にも非常に珍しくせき遺産に認定されています。

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