「高澤観音」と呼ばれている日龍峯寺は岐阜県下最古の寺で、京都の清水寺と同じ舞台づくりでよく似ていることから美濃清水とも呼ばれています。鎌倉時代、北条政子によって寄進された本堂は応仁文明の乱によってなくなってしまい、今の建物は江戸時代に建てられたものです。
せき遺産のひとつ日龍峯寺(高澤観音)
美濃の清水とも呼ばれ、安産子授けの寺、岐阜県最古の寺、両面宿儺伝承の寺として有名な「高澤観音」と呼ばれている日龍峯寺を紹介。
国指定重要文化財の多宝塔、清水寺によく似た造りの本堂、市指定天然記念物の20メートルある千本桧、眼病、病気平癒に良いと言われるみたらしの霊水があります。
日龍峯寺(高澤観音)の多宝塔
鎌倉時代に尼将軍・北条政子によって建立された多宝塔は将軍家建立唯一の建造物で明治27年国特別保護建造物指定、昭和25年重要文化財指定となりました。鎌倉時代を代表する全国屈指の建造物です。
60年ほど開けられていなかったが、数年前にテレビの取材でタレントの照英が来た時にテレビの力に屈し開けられたらしい。
日龍峯寺(高澤観音)の千本桧(天然記念物)
日龍峯寺本堂前の広場中央にあるこの千本桧は、樹高はおよそ20メート。根元の回りは3メートルを超える巨木で、根元より無数に分かれた枝葉はまさに千本桧の名にふさわしく、見るものを魅了します。
日龍峯寺(高澤観音)のみたらしの霊水
本堂のうらにあるみたらしの霊水は眼病、病気平癒に良いと言われています。願い事をして飲むか、患部につけて使用するとよいそうです。持ち帰り用の容器も用意されており、容器代(100円)を賽銭箱に入れて持ち帰ることができます。
日龍峯寺(高澤観音)の本堂
本堂五間四面入母屋造り桧皮葺で山頂傾斜地の岩上に建立され、前方は舞台造りで京都の清水寺によく似ていることから、美濃の清水と呼ばれています。
北条政子寄進であった本堂は惜くも応仁文明の乱により戦火の犠牲となってしまいました。現在の本堂は江戸時代に建てられたものですが、とても趣があります。
この日は残念ながら曇っていましたが、天気の良い日はとても見晴らしがよい景色が楽しめます。
日龍峯寺(高澤観音)の口コミメモ
以前から気になっていましたが、工場参観日のバスツアーで訪れることができました。
思っていた以上に山道を登ります。
道は細いですが、しっかり舗装されていて案内もでているので安心です。
かなりぶれてしまってますが、仁王門を過ぎてさらに登ったところに駐車場があります。
本堂への参拝経路はけっこうな山道をあるくので、杖が置いてあります。
本堂までは山道をあるいていきますが、補装れてはいますが雨上がりは少しすべりやすくなっていました。
雨が降ったりやんだりで天候に恵まれなかったので、本堂からの景色は楽しめませんでしたが、本堂の造りや多宝塔、千日桧など見ることができそれだけでも十分です。
さらに、この日は工場参観日のバスツアーで訪れたので住職の話も聞けたのもよかったです。
また、一つ紹介したい関市のおすすめスポットが増えました。
日龍峯寺(高澤観音)の情報
施設名:日龍峯寺
住所:岐阜県関市下之保4585
電話:0575-49-2892
駐車場:あり